インドネシアから来る若い男の子たちを見ていると気づくことが有る
彼らは優等生だったに違いない、ということだ
日本なら早慶レベルの生徒だろうと感じさせる男の子ばかりだ
まず日本語がかなり堪能である。これは試験にパスした者だけが日本に来るから当然とも云える
加えておおらかで人柄が良く、勤勉にして協調性に富んでおり交流がうまい
趣味も充実していて心は希望に満ちている
そして敬虔なイスラム教徒だ。昼休みには布を床に敷いて太陽の方に深く、深く頭を垂れている
その姿勢にはどこか美しさが宿るようにも見える
フィクションに登場する優等生はおおかた瓶底眼鏡をかけており、スポーツは不得手な上に、なぜか同級生に敬語で話しかけたりするが
現実の優等生にそんなやつは居ない
実際は文武両道で部活の主将や副部長を務めていて、よく喋りよく笑い、時々は下品な発言もする
社交的で恋愛経験もあり顔だちもよく、眼鏡をかけてる人は1人も居なかった
概してチャラい印象がある
そんな内申点オール5と思しき私の同級生たちは早稲田高校などに突き進んでいった
インドネシアから来た実習生と働いていると、私は不思議と彼らのことを思い出す
この異国から来た優秀な人材たちがゆくゆくは未来の日本人になるのだろうか?
なったら良いな、と時々考えている
2024年03月20日(執筆時間19分)